AIに調査を頼む前に、「何を決めるために調べるのか」を一文にしておきましょう。答えの長さより、あとから根拠をたどれることを重視するのが、この手帖の提案です。
目的を、答え合わせできる問いにする
「AIについて教えて」では、必要な情報の範囲が広すぎます。「会議メモの整理を任せるなら、入力できる資料と保存先の条件は何か」のように、作業と確認対象を具体的にします。製品を比較するときも、先に比較項目を決めておくと、説明の詳しさに左右されにくくなります。
リスクを考える資料と、製品の資料を分ける
NISTは、AIの設計・利用・評価におけるリスク管理のためにAI RMFを公開し、生成AI向けの補足資料も提供しています。これは特定製品の機能や精度を保証する資料ではありません。製品の対応形式や利用条件は、その製品の公式資料で別に確認します。
調査メモは三つに分ける
次の整理方法は、本サイトが提案する実務上のメモです。NISTの所定様式ではありません。
| 欄 | 書いておくこと |
|---|---|
| 確認した事実 | 公式資料のURL、該当箇所、確認日 |
| 自分の判断 | その事実が自分の作業にどう関係するか |
| 未確認 | 資料にない条件や、試さないと分からない点 |
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AIが挙げたリンクを開き、本文にその説明があるかを確認します。リンク先にない内容は、その出典で確認できた事実として扱いません。最後に、最初の問いへ答えられたか、未確認の条件が判断に影響しないかを見直します。
問いの立て方を深める一冊
調べるべき問いの絞り方を学びたい人には、『イシューからはじめよ[改訂版]』(安宅和人・英治出版)が参考候補になります。解くべき課題の見極めや、仮説をもとに分析を進める考え方を扱う本です。調査の目的を整理する方法を深めたいときに向いています。
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